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苦難乗り越えじっくり調整

　可愛い顔立ちで気が強いそうですが、その気の強さが今のところは走りに生かされていないそうです。腹回りが少し寂しいそうですが、馬体のつくりは素晴らしいそうです。ただ、調教では走りに馬体の疲れを感じるそうなので、今はじっくり調整しているそうです。

★育成担当者コメント「幾度も涙管の手術を受けた馬。その影響か立派な馬体も若干寂しさを感じる。絶対的ボスのマリシテンに喧嘩を売れる根性で、目の苦難と母の無念を晴らしてほしい。」

５代血統表

キングカメハメハ 鹿毛　2001	Kingmambo 鹿　1990	Mr.Prospector 栗　1970	Raise a Native	Native Dancer
				Raise You
			Gold Digger	Nashua
				Sequence
		Miesque 鹿　1984	Nureyev	Northern Dancer
				Special
			Pasadoble	Prove Out
				Santa Quilla
	マンファスIRE 黒鹿　1991	Last Tycoon 黒鹿　1983	Try My Best	Northern Dancer
				Sex Appeal
			Mill Princess	Mill Reef
				Irish Lass
		Pilot Bird 鹿　1983	Blakeney	Hethersett
				Windmill Girl
			The Dancer	Green Dancer
				Khazaeen
メジロルルド 栃栗毛　2002　不出走	サンデーサイレンスUSA 青鹿　1986	Halo 黒鹿　1969	Hail to Reason	Turn-to
				Nothirdchance
			Cosmah	Cosmic Bomb
				Almahmoud
		Wishing Well 鹿　1975	Understanding	Promised Land
				Pretty Ways
			Mountain Flower	Montparnasse
				Edelweiss
	メジロドーベル 鹿　1994　10勝	メジロライアン 鹿　1987　7勝	アンバーシャダイ	ノーザンテーストCAN
				クリアアンバーUSA
			メジロチェイサー	メジロサンマン
				シェリルFR
		メジロビューティー 鹿　1982　2勝	パーソロンIRE	Milesian
				Paleo
			メジロナガサキ	ネヴァービートGB
				メジロボサツ[10-d]

父馬

キングカメハメハ

　8戦7勝、最優秀3歳牡馬を受賞。タニノギムレットやクロフネでもできなかったNHKマイルC、ダービーのいわゆる変則二冠を、いずれもレコード勝ちで成し遂げた。神戸新聞杯を勝ったあと、天皇賞（秋）に出走を表明したが、屈腱炎を発症し、そのまま引退となった。2005年から種牡馬として供用されると、初年度産駒であるフィフスペトルが最初の2歳重賞である函館2歳Sを勝って重賞初勝利を飾ると、そのまま2歳リーディングを獲得した。2009年もアパパネ、ローズキングダムが両2歳G1を勝つなどして、2年連続での2歳リーディングを獲得する活躍を見せている。2009年JRAリーディングサイヤー第8位（2009年JRA2歳リーディングサイヤー第1位）。

　仕上がりの早い産駒を送り出して、最初の重賞である函館2歳Sを勝つなど顕著な例を見せてくれました。クラシックでは、初年度こそ2歳戦ほどの活躍は見せられませんでしたが、2年目である3歳世代からはアパパネが桜花賞、オークスを制するなど多くの産駒がクラシックを賑わしています。まだ2世代だけということで難しいところもありますが、仕上がりが早く、父同様の瞬発力のある産駒が目立っています。メジロでは本世代が初めての産駒となります。

母馬

メジロルルド

　失明のため競走馬としてデビューはできなかったが、父サンデーサイレンスと母メジロドーベルと血統的に期待されて、そのまま繁殖入り。初仔のメジロクリントン（アグネスデジタル）が8戦目ながら初勝利をあげた。

　初仔のメジロクリントンは時間はかかりましたが期待に応える勝利で繁殖としてのひとつのハードルをクリアしました。母父サンデーサイレンスではヴァーミリアンやアドマイヤムーンがミスプロ系で距離がもつタイプのエルコンドルパサー、エンドスウィープで十分な結果をだしており、父キングカメハメハのローズキングダムも成功例のひとつと言えます。また、サンデーサイレンス牝馬との相性という点では、ノーザンダンサー系の種牡馬ではポップロックの父エリシオが目立つ程度で、逆に同系のグラスワンダー、タニノギムレット、ブライアンズタイムなど多少クロスが強い配合のほうがスクリーンヒーローなどＧ１勝ち馬が出ています。

兄弟姉妹

No.	生年	写真	馬名	性	毛色	父	成績	所属厩舎
1	2007年		メジロクリントン Mejiro Clinton	牡	栗毛	アグネスデジタルUSA 〔ミスタープロスペクター系〕	9戦1勝、現役。8戦目で初勝利。	大久保洋吉 （美浦）
2	2008年		メジロコウミョウ Mejiro Komyo	牝	青鹿毛	キングカメハメハ 〔ミスタープロスペクター系〕	本馬。	大久保洋吉 （美浦）
3	2009年			牡	栗毛	ファルブラヴIRE 〔フェアリーキング系〕

大久保洋吉厩舎（美浦）

　メジロの関東主戦厩舎。メジロドーベル、メジロダーリング、メジロファラオなど数多くのメジロの重賞勝ち馬を管理する。使って馬を仕上げていくタイプの調教師で坂路主体の調教で結果を残してきている。メジロの2歳馬も最多の6頭を管理するが、一昨年あたりから成績が伸び悩んでいる。主戦は所属騎手の吉田豊騎手で、他に小野次郎騎手、中舘英二騎手、柴田善臣騎手、関西では藤田伸二騎手の起用が多い。

年	出走数	1着	2着	3着	4着	5着	着外	勝率	リーディング	メジロ成績	メジロ勝率
2009年	323	23	23	26	23	20	208	.071	50位	3-6-1-3-2-46	.049
2008年	316	21	23	23	17	16	217	.066	57位	5-2-3-1-2-30	.116
2007年	319	32	26	22	21	26	192	.100	15位	7-4-6-4-6-28	.127
2006年	345	34	37	37	32	36	169	.099	15位	8-7-5-6-7-39	.111
2005年	259	29	31	25	17	18	139	.112	20位	10-9-6-3-4-34	.151

馬名の由来

　静岡県の山、光明山（コウミョウヤマ）より。聖武天皇が金光明経を納めたのが名前の由来といわれ、光明寺の本堂跡は遠州のマチュピチュとも言われている。