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落ち着いたタイプも走りはパワフル

　普段は大人しく、人懐こくて一生懸命に走るそうですが、一度気持ちが入るとパワフルな馬に一変するタイプだそうです。姉のメジロダイアンよりも体の使い方がうまく、馬体に柔軟性があるため、力強い走りをするそうですが、今は後脚に腫れがあるため、ハッキングで様子を見ながらの調整をしているそうです。

★育成担当者コメント「持ち前のパワフルさで、スプリンターズSを突き抜けてもらいたい。」

５代血統表

サクラバクシンオー 鹿毛　1989	サクラユタカオー 栗　1982	テスコボーイGB 黒鹿　1963	Princely Gift	Nasrullah
				Blue Gem
			Suncourt	Hyperion
				Inquisition
		アンジェリカ 黒鹿　1970	ネヴァービートGB	Never Say Die
				Bride Elect
			スターハイネス	ユアハイネスGB
				スターロッチ
	サクラハゴロモ 鹿　1984	ノーザンテーストCAN 栗　1971	Northern Dancer	Nearctic
				Natalma
			Lady Victoria	Victoria Park
				Lady Angela
		クリアアンバー 黒鹿　1967	Ambiopoise	Ambiorix
				Bull Pose
			One Clear Call	Gallant Man
				Europa
メジロラング 鹿毛　2001　1勝	カーネギーIRE 鹿　1991	Sadler's Wells 鹿　1981	Northern Dancer	Nearctic
				Natalma
			Fairy Bridge	Bold Reason
				Special
		Detroit 黒鹿　1977	Riverman	Never Bend
				River Lady
			Derna	Sunny Boy
				Miss Barberie
	メジロタカチホ 鹿　1989　0勝	リアルシャダイUSA 黒鹿　1979	Roberto	Hail to Reason
				Bramalea
			Desert Vixen	In Reality
				Desert Trial
		メジロジョンヌ 鹿　1982　2勝	パーソロンIRE	Milesian
				Paleo
			スイートシャネル	ヴェンチアGB
				スイートエイト[1-s]

父馬

サクラバクシンオー

　21戦11勝でスプリンターズSを2勝した名スプリンター。引退後は種牡馬となり、高松宮記念を勝ったショウナンカンプなど数々の重賞勝ち馬を送り出し、現在もリーディーングサイヤーの上位に名を連ねる。メジロマイヤーはきさらぎ賞、小倉大賞典の2つの重賞を勝ち、サクラバクシンオーの代表産駒の一頭となっている。2009年JRAリーディング第9位。

　20歳を超えても衰えを知らず好成績を残していますが、さすがにマイヤーのように中距離までこなす産駒は少なくなり、短距離一辺倒という感じに。軽快なスピードで小回り平坦の1200M戦が主戦場となりますが、サンクスノートが京王杯を勝ったように東京や京都の1400Mでも押し切る力を持っています。メジロの繁殖牝馬とも相性が良く、ほぼ毎年、産駒が勝ち上がっています。

母馬

メジロラング

　現役時代は尾形充弘厩舎に所属し、デビュー6戦目で初勝利をあげたが、長期休養もあってその後は1戦のみで繁殖入り。メジロアサマを輩出したスヰート系出身で、最近では姪のメジロムーアが勝ち星をあげている。本馬は2番仔だが、2008年に用途変更され、本馬が最後の産駒となる。

　スヰートからゲイタイム、ヴェンチア、パーソロン、リアルシャダイ、カーネギーと重ねられているが、時代なのかスピード不足が否めない血統背景となっている。それを補うためスピード系種牡馬との配合が目立つ。母父カーネギーでは、サンデー系の種牡馬のほかにサクラバクシンオー産駒のアドマイヤホクト（ファルコンS）などがおり、実績ある配合になっている。

兄弟姉妹

No.	生年	写真	馬名	性	毛色	父	成績	所属厩舎
1	2007年		メジロダイアン Mejiro Diane	牝	黒鹿毛	ワイルドラッシュUSA 〔ニアークティック系〕	未出走、現役。順調さを欠いてデビューが遅れている。	尾形充弘 （美浦）
2	2008年		メジロミョウホウ Mejiro Myoho	牝	鹿毛	サクラバクシンオー 〔テスコボーイ系〕	本馬。	尾形充弘 （美浦）
	2009年		種付けせず

尾形充弘厩舎（美浦）

　「大尾形」を受け継ぐ関東の名調教師。1982年に調教師免許を取得すると、最初はメジロマスキット（中山大障害）など障害での重賞勝ちが多かったが、グラスワンダーで有馬記念（2回）や宝塚記念などを勝ち、平地のＧ１勝利を飾る。メジロとは開業当時からの付き合いだが、マスキットを超えるような馬はまだ出ていない。騎手起用は、大野拓弥騎手、勝浦正樹騎手が多く、次いで吉田豊騎手、蛯名正義騎手、柴田善臣騎手と続く。

年	出走数	1着	2着	3着	4着	5着	着外	勝率	リーディング	メジロ成績	メジロ勝率
2009年	266	33	13	27	28	15	150	.124	16位	0-0-1-5-1-15	.000
2008年	279	24	21	32	13	23	166	.086	42位	1-0-2-1-5-7	.063
2007年	254	22	19	21	28	20	144	.087	52位	0-0-1-0-2-3	.000
2006年	266	20	27	24	18	25	152	.075	62位	0-1-1-3-3-15	.000
2005年	246	34	25	25	17	21	124	.138	9位	3-2-1-2-2-9	.158

馬名の由来

　岐阜県の山、妙法山（ミョウホウザン）より。岐阜県と石川県の県境にあり、日本三名山の白山に連なる山々の一つである。