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性格はきついが仕上がり早い

　市川厩舎長によると、性格がきついものの、マリーの産駒では一番のデキで、本格的に調教を進めていけば、すぐに仕上がりそうとのこと。ただ、馴致が遅かったこともあって、時間をかけてゆっくり進めているそうです。故障がちだった半兄のバラクよりは順調に進んでいるそうです。

５代血統表

アドマイヤコジーン 芦毛　1996	Cozzene 芦　1980	Caro 芦　1967	Fortino	Grey Sovereign
				Ranavalo
			Chambord	Chamossaire
				Life Hill
		Ride the Trails 鹿　1971	Prince John	Princequillo
				Not Afraid
			Wildwook	Sir Gaylord
				Blue Canoe
	アドマイヤマガディ 栗　1991	ノーザンテーストCAN 栗　1971	Northern Dancer	Nearctic
				Natalma
			Lady Victoria	Victoria Park
				Lady Angela
		ミセスマカディーGB 鹿　1974	Tribal Chief	Pricely Gift
				Mwanza
			Hanina	Darling Boy
				Blue Sash
メジロマリー 栗毛　1997　3勝	サクラバクシンオー 鹿　1989	サクラユタカオー 栗　1982	テスコボーイGB	Princely Gift
				Suncourt
			アンジェリカ	ネヴァービートGB
				スターハイネス
		サクラハゴロモ 鹿　1984	ノーザンテーストCAN	Northern Dancer
				Lady Victoria
			クリアアンバーUSA	Ambiopoise
				One Clear Call
	メジロモニカ 鹿　1986　4勝	モガミFR 青鹿　1976	Lyphard	Nothern Dancer
				Goofed
			No Luck	Lucky Debonair
				No Teasing
		メジロハイネ 栗　1980　5勝	メジロゲッコウ	パーソロンIRE
				メジロボサツ
			メジロハリマ	ネヴァービートGB
				アサマユリ[7-c]

父馬

アドマイヤコジーン

　23戦6勝、2度の骨折を挟み朝日杯3歳S、安田記念を勝つなど6歳まで息の長い活躍をみせた。種牡馬になってからもアストンマーチャンがスプリンターズSを制して、産駒の初G1勝利を飾った。2009年JRAリーディングサイヤー第59位。

　2歳戦から走れる仕上がりの早い血統で、父同様マイル以下で走る馬からデストラメンテのように中距離でも勝つ馬が出ており、距離の守備範囲は広い。古馬になっての成長も見込まれるため、息の長い走りを見せてくれそう。メジロではメジロアリスが新馬戦を勝ちあがりましたが、なかなか2勝目が遠く、結果がでていません。

母馬

メジロマリー

　現役時代は19戦3勝。紫苑Sを勝って秋華賞の出走権を得たが、一週前の追い切りで脚部不安を発症して回避に。2年弱の休養を経て、復帰したものの勝ち星はあげられず7歳で引退、繁殖に上がりました。初仔となるメジロポピンズ（父ワイルドラッシュ）がデビュー6戦目で産駒初勝利をあげています。

　もともと濃いクロスがあるせいか気性のうるさい産駒が多いのが目立っています。これまでの2頭は父系とクロスが発生していませんでしたが、父がアドマイヤコジーンに変わって、さらにノーザンテーストの3*4と濃いクロスが発生しています。ノーザンテーストの3*4で有名なのはドリームジャーニーですが、アドマイヤコジーンとステイゴールドの違いもあるので比較は難しいですが、うまくノーザンテーストの成長力が出てくれば面白いかなと思っています。距離適性では母父サクラバクシンオーでやはり芝1200Mという産駒が多いですが、中距離で勝つ産駒も少なくありません。

兄弟姉妹

No.	生年	写真	馬名	性	毛色	父	成績	所属厩舎
1	2006年		メジロポピンズ Mejiro Poppins	牝	栗毛	ワイルドラッシュUSA 〔ニアークティック系〕	12戦1勝、現役。芝のマイルで初勝利をあげたが、ダートも楽しみ。	大久保洋吉 （美浦）
2	2007年		メジロバラク Mejiro Barack	牡	栗毛	トワイニングUSA 〔ミスタープロスペクター系〕	4戦0勝、現役。2戦目で芝に変わり3着と好走したが、速い脚がなく、善戦まで。	大久保洋吉 （美浦）
3	2008年		メジロリュウジン Mejiro Ryujin	牡	栗毛	アドマイヤコジーン 〔ミスタープロスペクター系〕	本馬。	大久保洋吉 （美浦）
	2009年		種付けせず

大久保洋吉厩舎（美浦）

　メジロの関東主戦厩舎。メジロドーベル、メジロダーリング、メジロファラオなど数多くのメジロの重賞勝ち馬を管理する。使って馬を仕上げていくタイプの調教師で坂路主体の調教で結果を残してきている。メジロの2歳馬も最多の6頭を管理するが、一昨年あたりから成績が伸び悩んでいる。主戦は所属騎手の吉田豊騎手で、他に小野次郎騎手、中舘英二騎手、柴田善臣騎手、関西では藤田伸二騎手の起用が多い。

年	出走数	1着	2着	3着	4着	5着	着外	勝率	リーディング	メジロ成績	メジロ勝率
2009年	323	23	23	26	23	20	208	.071	50位	3-6-1-3-2-46	.049
2008年	316	21	23	23	17	16	217	.066	57位	5-2-3-1-2-30	.116
2007年	319	32	26	22	21	26	192	.100	15位	7-4-6-4-6-28	.127
2006年	345	34	37	37	32	36	169	.099	15位	8-7-5-6-7-39	.111
2005年	259	29	31	25	17	18	139	.112	20位	10-9-6-3-4-34	.151

馬名の由来

　茨城県の山、龍神山（リュウジンヤマ）より。男龍と女龍が住むという伝説があり、男龍は村上佐志能神社、女龍は染谷佐志能神社に祭られています。