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2011年メジロライアン函館競馬場レポート

 2011年7月31日、今年もメジロライアンが函館競馬場に登場しました。今年も横山典弘騎手を背にパドックから本馬場に登場して元気一杯の姿を披露してくれました。管理人は昨年は函館競馬場に行くことができませんでしたが、今年はなんとか行くことができましたので、その模様を詳しくご紹介したいと思います。

開門

 朝9時に開門した函館競馬場のエントランスにはメジロライアン登場のイベント紹介がありました。当日はメジロライアンオリジナルネックストラップがチャリティー販売され、売上金が東日本大震災の被災地支援活動に充てられましたが、300個限定ということで、お昼前には売り切れになったようです。
 さらに予告はありませんでしたが、横山典弘騎手から特製のペンライトが来場者にプレゼントされました。さすが太っ腹です。

ふれあいパドック

 イベント自体はお昼からでしたが、函館競馬場内にあるふれあいパドックでメジロライアンを常時展示する予定になっていました。
 さっそく正門右側にあるふれあいパドックにいってみると、近くの厩舎から顔を出しているメジロライアンがいました。既に準備万端といった感じに見えます。

 しばらくすると、ライアンが厩舎から「ふれあいパドック」に移動して、ちょっと早いお披露目となりました。「ふれあいパドック」は普段から乗馬が展示され、馬への試乗なども行われているところです。

 前回、牧場で会ってから1年も経っていないこともあってか、ホント変わりなく元気なメジロライアンです。今年で24歳となりましたが、まだまだ若い者には負けんという感じです。

 お披露目となる昼まではずっとふれあいパドックにいたメジロライアンでしたが、多くのファンの方々が近くでメジロライアンの雄姿を見て、そして写真を撮ってらっしゃいました。現役を引退してから20年近く経っているのに、まだまだ、メジロライアンの人気は健在といったところです。
 ただ、ライアンを間近で見ることができるのですが、なかなか愛嬌よく振る舞ってはくれません。そこらへんがライアンらしいというか。

 昼休みのお披露目が近くなった頃、メジロライアンはふれあいパドックから厩舎に戻り、鞍を付けたり、登場に向けた準備を始めるようです。なんか時間が近づいてきているのを察してか気合いが乗ってきている感じですね。

パドック

 昼休み前の第5レースも終了して、いよいよイベントが始まります。進行の方とゲストの奥平真治元調教師がメジロライアンの想い出を話して頂いている中、1台の馬運車がパドックの近くまで到着しました。
 この中にメジロライアンがスタンバイしているそうです。

 メジロライアンの登場を今か今かとパドックに集まった方々の注目を集める中、いよいよメジロライアンが馬運車から降りてきました。

 ふれあいパドックで見ていた姿と、鞍をつけてパドックに入った姿は全く違って見えました。なかなかどうして、現役馬にも見劣らない馬体を見せてくれます。
 あとで伺ったのですが、この日のために入念に手入れをしてきたそうです。ホント、馬体がピカピカです。

 当日は現役のメジロの馬たちの横断幕と一緒にメジロライアンの横断幕もありました。本当にファンに長く愛され続けている馬なんだなと改めて実感しました。

 メジロライアンもパドックの雰囲気を感じとったのでしょうか、徐々にですが気合も乗ってきているようです。
 これまでのお披露目ではパドックでかなりうるさいところを見せていたと思うんですが、今年はとても落ち着いていました。もちろん、馬っけもありません。

 横山典弘騎手が久々に見るメジロの勝負服を着て、いよいよメジロライアンに騎乗します。永遠の名コンビが再び函館競馬場で復活です。

 横山典騎手が騎乗すると、また一段階、ライアンに気合いが乗った感じで、まさに現役馬の雰囲気ですね。
 改めて見て思うのですが、メジロの勝負服は本当にいいですね。レースで見られなくなってしまったのは本当に残念に思います。

 パドック周回は1周だけ?と確認していた横山典騎手ですが、次のレースの準備もあるようで、残念ながらパドックは1周だけでいよいよ本場馬入場です。

本馬場

 函館競馬場名物の「はなみち」を抜けて本馬場に入ってきました。ライアンも横山典弘騎手もキュッと引き締まってきました。

 本馬場に入って走りたがっているメジロライアンをみて、横山典弘騎手はおおっという感じで驚いているようです。ホント、元気一杯のライアンです。

 横山典騎手がうまくなだめて、ファンのみなさんにゆっくりとその雄姿を見せながら、4コーナー奥のポケットに向かいます。

 ターフビジョンにはメジロライアンの雄姿に加えて、レースの返し馬さながらのテロップが表示されました。こういった細かい演出がイベントをさらに盛り上げてくれます。

 ポケットの待避所まで行くと、速くなり過ぎないよう横山典弘騎手がしっかりと抑えて、軽いキャンターに入りました。本当に24歳とは思えない動きです。

 本馬場での走りを終えて、ウイナーズサークル近くに戻ってきたメジロライアン。横山典騎手は本当にうれしそうです。

 横山典弘騎手はその喜びを表現しようと、馬上で立ち上がり、大きくガッツポーズを見せてくれました。本当にメジロライアンは最高です!

 一仕事を終えた横山典騎手がメジロライアンに騎乗しての感想を話してくれました。まだまだ馬が若いそうで、これなら来年も大丈夫だと太鼓判を押してくれました。
 お昼休みのイベントはここまででこのあとは全レース終了後に再びお披露目となります。もちろん、それまでの間、メジロライアンはふれあいパドックで再び展示されていました。

全レース終了後

 最終レース終了後も多くのファンが競馬場に残って、メジロライアンの登場を待ちかねていました。ふれあいパドックから再び戻ってきたメジロライアンは、昼休みと同様にパドック周回後に横山典弘騎手が騎乗しました。
 さすがに一走り終えているライアンは少しお疲れのようです。

 それでも本馬場に入ると、また走れると知って元気になったのか、ライアンは行きたがるところを見せました。さすがの横山典騎手も驚きの表情ですね。

 西日を受けながら、横山典弘騎手も終始にこやかです。再びゆっくりとライアンとともに4コーナー奥のポケットに向かいます。

 レースが終了した函館競馬場の馬場をライアンが独り占めです。
 宝塚記念を勝ったのは京都競馬場でしたが、やっぱりデビューの地であり、初勝利の地である函館競馬場がメジロライアンにはすごく似合っていると思います。

 キャンターを終えて戻ってきたメジロライアン。もちろん、最後に期待するのはアレですよね。

 最後の最後で期待どおりのナンバー1を披露!もちろんこれは横山典騎手にとってもメジロライアンは1番のパートナーであることを示しているんだろうと思います。やっぱりこのコンビは最強です。

 この日は抽選で選ばれた50人のファンがメジロライアンと記念写真を撮影することができました。
 何回かに分けられて写真撮影が行われましたが、横山典弘騎手はその撮影の合間もメジロライアンを気遣ってくれていました。ライアンも最後まで落ち着いて記念写真を撮ることができました。

 最後にファンからもらった花束を持っての記念写真。なんか横山典弘騎手の引退式のような写真に見えますね。さすがにライアンはちょっとお疲れモードのようで、あくびをしていますね。

 すべてのイベントが終了し、ライアンにとっての長い1日が終わりました。
 横山典騎手が最後まで残ってくれたファンに向かって、また函館競馬場に来てくださいとアピールしました。訪れたファンのみなさんにとっては素晴らしい1日となったのではないでしょうか。

おわりに

 昨年行けなかった悔しさを思う存分ぶつけてきた管理人のレポートはいかがだったでしょうか。行けなかったみなさんのためにもといろいろ考えて写真とか撮ってみましたが、なかなかうまく行かないところもあり、なるべく早く更新することも含め今後の課題にしていきたいと思っています。感想などありましたら、ぜひ掲示板にカキコミをお願いします。(2011年8月5日)

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